毎日使う布団には、ダニが10万匹以上います。
睡眠が8時間なら1日の1/3の時間を布団で過ごしています。
布団で寝るということは10万匹以上のダニと、とても近い状況にいるということです。
布団のダニを退治するには、布団乾燥機が手軽で効果的です。
この記事では、布団乾燥機の上手な使い方について解説します。
いやいや、布団は天日干ししているから布団乾燥機なんていらないでしょ？
という疑問について、天日干しと布団乾燥機でどちらが多くダニを減らせるか最初に解説します。
天日干しと布団乾燥機のどちらがダニを減らせるの？
結論としては、布団乾燥機の方が天日干しよりダニを減らすことができます。
なぜなら、布団乾燥機を使った方が布団全体をダニが生きられない高温にできるからです。
ダニが死滅する温度はどのくらい？
ダニは50度以上の温度なら、10～20分で死滅します。60度以上の温度ならほぼ即死させることができます。
布団乾燥機にかける場合の効果
ダニが死滅する50度以上の高温で布団を乾燥させダニを退治することができます。
大半の布団乾燥機には「ダニ退治」コースが付いており50度以上の温風が出るようになっています。
天日干しより効率よく内部まで高温が届きやすいのでダニを退治することができます。
また、天気に左右されずにいつでも使用できるのでダニの繁殖を効率的に抑えられます。
布団を天日干しする場合の効果
天日干しではダニを退治することはできません。
天日干しのメリットは、布団をカラッと乾燥させることができるので汗や湿気を取り除いてダニのエサとなるカビを防止できます。
乾燥が苦手なダニは活発に動けなくなり繁殖を抑える効果が期待できます。
布団を干したら次の点に注意してください。
絶対に布団を叩かないこと！
布団を叩くとダニアレルゲンを吸い込みやすくなります。
ダニの死骸やフンなどのアレルゲンをより細かく砕いてしまい空気中に長時間浮きやすくなるからです。
天日干しのデメリットは、布団の表面がゆっくりと暖かくなり内部や裏側まで高温が届きません。そもそも天日干しでは50度以上の高温になかなか上がらないのです。
そのため、表面にいたダニは熱が届かない内部や裏側へ逃げてしまいます。
布団のダニを退治するなら、布団乾燥機を上手に使うことが大切です。
布団乾燥機の基本的な使い方
まず最初に知っておいて欲しいのですが、布団乾燥機には2種類あります。マットありタイプとマットなしタイプです。
それぞれの布団乾燥機のタイプ別に基本的な使い方を説明します。
マットありの布団乾燥機の使い方
シングルサイズの敷き布団なら、敷き布団の上にマットを広げその上に掛け布団を広げる王道のやり方で問題ありません。
また、布団乾燥機を布団の表と裏の両面にかけることが大切です。
製品によりますが「ダニ退治」コースが90分だとした場合、布団の両面に2回、合計180分もかけるのは大変だと思います。
大体は布団乾燥機をかけ始めてから平均10～20分で50度を超えるので、半分の時間になったタイミングで布団を裏返しても問題ないでしょう。
マットを使うタイプは、布団全体を高温にしやすい特徴があります。
マットなしの布団乾燥機の使い方
敷き布団と掛け布団の間にノズルを差し込めば準備完了です。
マットを使うタイプより手軽に使えますね。あとは布団の両面にかけるなどマットありタイプと同じ使い方で問題ありません。
マットを使わないタイプは、布団を乾燥させるには良いですが温度が均一に広がりにくいためダニ退治にあまり向いているとは言えません。
ダニ退治を目的とするならば「マットあり」の布団乾燥機をおススメします。
効果2倍アップ！布団乾燥機の上手な使い方とは？
マットあり布団乾燥機でダニ退治の効果を2倍にアップする方法はコチラです。
通常の布団乾燥機のマットはシングルサイズ対応です。ダブルサイズの敷き布団はマットより大きく布団乾燥機の効果を十分に出せなていない場合が多いです。
ダブルサイズの敷き布団でも十分にダニを駆除する効果2倍アップの方法を紹介します。
イメージはこんな感じです。
1.では、ダブルサイズの敷き布団の半分片側にマットをセットします。
2.では、片側にセットしたマットを敷き布団でサンドイッチのように挟みます。
3.では、敷き布団とマットを薄手の毛布などで隙間を無くすように包みます。
4.では、片側45分ずつ両面を乾燥させます。
以上が効果2倍アップの布団乾燥機の使い方です。
ダブルサイズの敷き布団はサイズが大きいのでマットからハミ出してしまいます。そこで、マットを敷き布団で挟み効率よく高温にできます。
さらに、毛布やシーツで布団全体を包み込むことで効率よく高温にできます。
定期的に布団乾燥機を利用してダニを増やさないように心がけましょう。
ダニ対策に寝具のダニを簡単に退治できるおすすめ布団乾燥機をまとめました。コチラの記事からご覧ください。
布団乾燥機を使用した後の処理は忘れずに！
布団乾燥機を使用した後は、放置厳禁です。
布団乾燥機を使うとダニの死骸など大量のアレルゲンが出ます。そのまま布団の上げ下ろしをすると大量のアレルゲンが飛散して吸い込んでしまいます。
アレルゲンの大量摂取となりアレルギーの発症を早める行為になりますので、要注意です。
布団乾燥機を使い終わったら布団専用掃除機（布団クリーナー）で表裏を丁寧にかけましょう。
ダニなどのアレルゲンをしっかり吸い込めるおすすめな布団クリーナーをまとめました。コチラの記事からご覧ください。
まとめ
ここまでの記事をまとめます。
- 天日干しより布団乾燥機を使った方がダニの駆除を期待できる
- ダニを退治したいならマットあり布団乾燥機を使用する
- マットを敷き布団でサンドイッチのように挟む
- セットしたマットを毛布やシーツなどで隙間を無くすように包み込む
- 敷き布団の両面を布団乾燥機にかける
万年床のように布団を敷きっぱなしだとカビやダニが繁殖します。
これではダニアレルギーをいつ発症してもおかしくない危険な状態です。
布団乾燥機を定期的に使うことを心がけ、天日干しも合わせれば湿気やカビの対策もできて効率アップです。
ダニはアトピーやぜん息の発症に繋がるので、小さなお子さんがいるご家庭はより慎重になりたいところです。
あなたもダニ活で健やかな生活を送れるように一緒に頑張りましょう。
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