布団や床、畳にでてくる小さな虫はダニの可能性があります。
普通は目に見えないダニが目につくのは、比較的大きなダニが大繁殖しています。
人を刺すダニはツメダニといい、体長は0.3~1.0mmになります。
ツメダニが増えたということは、エサとなるコナダニやチリダニが大繁殖していると考えられます。
これらのダニはアレルギーの原因となり、健康被害を引き起こすので対策が必要です。
よし!ダニの駆除をしよう。
と、適当にバルサンを使うと薬剤による健康被害を及ぼすことになりかねません。
バルサンは、部屋中に薬剤が広がるけど安全かな?
小さな子どもやペットもいるからちょっと不安かも。
このような悩みがあっても大丈夫です。
正しい使用方法なら大切なご家族やペットがいても安全に使えます。
ここでは、バルサンやアースレッドなど、くん煙剤の特徴や使い方を解説していきます。
早速みていきましょう。
バルサン(くん煙剤)の種類
バルサン(くん煙剤)は主に次の3種類があります。
くん煙剤の種類 | 始動方法と特徴 | お勧めの使用場所 |
煙タイプ | ・フタをこするだけで始動 ・強い噴出力と拡散力がある ・2~3時間以上閉めきり、30分以上換気する | 一軒家にお勧め |
水タイプ | ・容器に水を入れて本体容器をセットして始動 ・煙が少ない ・2~3時間以上閉めきり、30分以上換気する | 一軒家、集合住宅 にお勧め |
霧タイプ (ノースモーク) | ・ボタンを押すだけで始動 ・煙がなく、薬剤を蒸気のような霧で拡散する ・1時間以上閉めきり、30分以上換気する | 集合住宅にお勧め |
ご家庭の環境に合わせて使用します。お部屋によって使い分けても問題ないです。
バルサン(くん煙剤)の使用上の注意点
バルサンやアースレッドなどのくん煙剤を使用する前に必ず注意することがあります。
①食品、食器、布団などの寝具、衣類、ぬいぐるみ、おもちゃなどは直接煙が触れないようにビニール袋や新聞紙でカバーをするか部屋から出しましょう。
②電子機器に薬剤の煙が触れると故障する原因になるので、パソコン、テレビ、電子レンジなどもビニール袋や新聞紙でカバーをするか部屋から出しましょう。エアコンは電源を抜きます。
③ペット、水槽の魚、植物なども部屋から出しましょう。
④火災警報器、ガス警報器が反応することがあるため、ビニール袋などでカバーをするか取り外す、電源を抜くなどの対応をしましょう。
⑤殺虫剤アレルギーがある場合は、使用しないでください。
ダニの駆除にバルサンなどのくん煙剤を使う前に、上記5つは必ず確認しましょう。
バルサン(くん煙剤)使用後は掃除をしっかりやりましょう
バルサン(くん煙剤)を使用した後は、30分以上しっかり換気させましょう。
換気した後は次の対処をすれば安心です。
- フローリングや畳は掃除機をかけて乾拭きしましょう
- カーペットや絨毯も掃除機をかけましょう
- 食器類はすべて水洗いをしましょう
- 棚などは乾拭きしましょう
- 布団やぬいぐるみなどは天日干し、掃除機かブラッシングをしましょう
- タオル、衣類、カーテンなどの薄手のものは、洗濯かブラッシングをしましょう
- 出しっぱなしの食品は廃棄しましょう
年末の大掃除レベルくらい大変かもしれませんね。
大変ですが、ダニが繁殖している可能性があるならば早めの対処が必要です。
家族の健康のため1日、時間を取って覚悟を決めましょう。
バルサン(くん煙剤)の安全性について
バルサンの公式サイトでは、くん煙剤の薬剤成分は30分の換気後には分解されるので安全といっています。
1.哺乳動物への安全性が高い成分を使用
バルサン(http://www.varsan.jp/anzen/)
用法・用量を守ってご使用いただければ、乳児や小さなお子様がいても安心です。
人によっては、弱い皮膚刺激性がありますので、ご使用後は掃除機をかけ、床などを乾拭きしてください。
2.充分な換気で成分はほぼゼロに
使用後30分の換気で成分がほとんどゼロになり、微量に残った成分も光などで分解してなくなります。
3.小さなお子様がいるご家庭には霧タイプがおすすめ
霧タイプは煙が出ず、ミクロの霧がスミズミまで行き渡ってゴキブリはもちろん、ダニ、ノミも駆除します。お部屋を閉め切る時間も1~2時間と、煙タイプ・水タイプよりも短い時間でご使用いただけます
しかし、赤ちゃんや幼児は手についたものを舐めたり何でも口に入れてしまいます。
赤ちゃんや幼児がいるご家庭では万が一にも健康被害が出ないように、
手に触れる可能性があるものは事前にビニール袋に入れるか隔離しておきましょう。
くん煙剤に触れた可能性があれば、乾拭きや水拭きなどの掃除を心がけましょう。
大切な家族の健康を優先して考えることが大切だね。
バルサン(くん煙剤)を使用するときのコツ
各部屋に1個ずつ、全部屋で同時に使用すると効果的です。
また、ダニの卵は5~7日で孵化します。ちなみにゴキブリは2~3週間で孵化するため、孵化のタイミングで2回目のくん煙剤を使用すると効果が高いです。
また、2回目やる時は1回目とは違う成分のくん煙剤を使った方が良いと言われます。
これは、ダニだけではなくゴキブリも一緒に駆除したいと思っている方の場合の注意になります。
ゴキブリは殺虫剤にたいして耐性ができます。既にあなたの家に巣くっているゴキブリは殺虫剤が効かない進化版ゴキブリかもしれません。
その為、1回目とは違う成分のくん煙剤を使用することをお勧めします。
ダニだけをターゲットにしている場合は、気にする必要はありません。
まとめ
いかがでしたか?
くん煙剤の特徴や使い方について解説してきました。
ここまでの記事をまとめます。
- 絶対守るべきことは、使用方法を守ってバルサンを使いましょう
- ご家庭の環境にあわせて適切なバルサン(くん煙剤)を選びましょう
- 煙が触れないように片付けるか、布やビニール袋で包むなど対策をしましょう
- ダニ退治が目的なら1回目から1週間後に2回目のバルサンを使いましょう
- 使い終わったら換気と掃除をしっかりやりましょう
バルサンの煙や蒸気は刺激があります。
直接触れたり吸い込むと健康を害する可能性が十分あります。
バルサン使用後は、ダニ活でおすすめするこれらの対策が有効です。
ダニの死がいがたくさん出ますから、布団クリーナーなどでキレイにしましょう。
定期的にふとんを乾燥させ、ダニの駆除を行うためには布団乾燥機を使いましょう。
ダニ除けスプレーを布団にかけておくとダニの繁殖を防ぐ効果もあるのでお勧めします。
ふとんのダニを完全に駆除して取り除きたいなら、ふとんの丸洗いが絶対おすすめです。
ここまで徹底的にキレイにしたら、ダニが侵入できないふとんを利用するのも効果が高いです。
あなたもダニ活で、健やかな生活を送れるように一緒に頑張りましょう。
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