ダニに悩まされているご家庭は実に多いです。
ここでは、ダニを徹底予防する5つのポイントを紹介しています。
全部やるのはとても大変なので、この中の1つでも参考になればと思います。
子どもが産まれてからダニについての論文や様々なダニ対策を調べ実践してきた筆者が紹介します。
普段のお掃除のちょっとしたコツでダニ対策をするならこちらの記事をご覧ください。
それでは早速みていきましょう。
第1ポイント:布団などの寝具の丸洗い
年に1,2回は布団などの寝具を丸洗いしたいところです。
なぜなら、布団の丸洗いをすることでダニアレルゲン(ダニの死がいやフン)を99%取り除くことができるからですね。
さらに次の3つのメリットがあります。
自宅で掛け布団や敷布団などの大物寝具を丸洗いから乾燥までできますか?
ほとんどのご家庭では難しいのではないでしょうか?
寝具の丸洗いには、次のおすすめな3つの方法があります。
1つずつ見ていきましょう。
コインランドリーを利用する
自分でコインランドリーに布団を持ち込み、自分で洗います。
セルフなのでお値段はクリーニングに比べて安く済みます。
代表的なのは”フトン巻きのジロー”が全国展開して人気が高いです。
他にも”布団も洗えるコインランドリー”があります。
コインランドリーを利用するメリット3つ
コインランドリーを利用するデメリット3つ
フトン巻きのジローの凄いところは、セルフ洗いはもちろん専属のスタッフにお願いして”お任せ洗い”ができます。
布団の丸洗いを自分でやるのは難しいんじゃないかしら?
ちゃんと出来るか不安です・・
このようなお悩みがある方もプロのスタッフにお願いすれば安心です。
最大の魅力は、こちらですね。
ペッタンコの布団が新品のようにふっかふかのフトンに生まれ変わります
ダニやアレルゲンもしっかり除去できるので、年に1,2回は寝具の丸洗いをおすすめします。
クリーニングを利用する
私の家の近くに”フトン巻きのジロー”みたいな布団も洗えるコインランドリーは無いんですけど・・
布団を洗えるコインランドリーがない場合は、クリーニングに出しましょう。
クリーニングを利用するメリット2つ
クリーニングを利用するデメリット3つ
プロの品質なら安心して利用できます。
ペッタンコになってカビ臭い布団も復活するので、ぜひ検討してください。
車を持っていないため布団を運べません。
こんな悩みは次で解決できます。
宅配クリーニングを利用する
車があっても大きな布団を運ぶのは大変です。
布団の持ち込みは大変ですよね。とても億劫な気持ちになりませんか?
その気持ち、とても分かります。
男性でも大変なので、女性ならなおさらですよね。
最近とても人気が出ている「宅配クリーニング」を利用すれば自宅まで引き取りに来てくれます。
宅配クリーニングを利用するメリット5つ
宅配クリーニングを利用するデメリット2つ
宅配クリーニングのなかには洗う前に高温乾燥でダニの駆除ができるサービスもあります。
健康リテラシーの高いダニ活の読者様には嬉しいサービスですね。
布団の持ち運びを代わりにやってもらえる分、費用が割高になりますが
家から一歩も出なくても、気軽に布団の丸洗いができるので断然おすすめです。
こちらの記事でダニ活が厳選した6社の宅配クリーニングを紹介しています。
サービスから費用まで一通り比較して見られるようにしていますので良かったらご覧ください。
第2ポイント:ダニが発生しにくい寝具に替える
防ダニ布団などの利用を検討しましょう。
なぜなら、布団にダニを寄せ付けない、発生させない処理がされているためです。
防ダニ加工された寝具には主に次の2種類があります。
それぞれ次のような特徴があります。
薬剤加工された布団
ダニが嫌がる薬剤で加工された布団なのでダニが寄り付きません。
薬剤は人体に影響がない安全であることが検証されています。
それでも肌が敏感だったり特定の薬剤が合わない体質の方もいらっしゃるのでご利用前に成分の確認をしておきましょう。
また、薬剤加工された布団は経年劣化に弱いです。
洗濯したり天日干しをするだけでもダニ忌避率の低下が見られます。
高密度繊維加工の布団
ダニがすり抜けできないよう高密度に生地を編み込んで作られています。
高密度繊維加工された布団のメリット
通常の布団だと低密度のため生地の編み込みの隙間からダニが自由に通り抜けできます。
特に敷布団は人の寝汗やフケや垢が落ちてダニが繁殖しやすいのです。
まずは敷布団を優先的に防ダニ加工布団に替えるのがおすすめです。
高密度繊維加工の布団を使う場合の注意点が2つあります。
高密度繊維加工の布団を使おうか考えている方は大切なところです。
次で詳しく説明しています。
化学繊維”と”綿100%繊維”の生地の違い
化学繊維を使用している場合、寝汗や湿気が抜けにくいので通常より暑く寝苦しく感じます。
吸水性や通気性が悪いため使用後に布団をあげて乾燥させないとカビてしまうことがあります。
綿100%の高密度繊維加工の場合、綿は化学繊維より吸水性、通気性に優れています。
そのため、比較的寝苦しさを感じないで済みます。
綿100%で高気密を達成している高品質な製品は高額になります。
生地が繊細、経年劣化に弱い
強く引っ張ったり、手荒く扱うとダニが通り抜けられる”すき間”ができてしまいます。
ダニが通れる”すき間”は、人間の目では分からないので丁寧に扱いましょう。
生地が繊細という特徴から、もちろん経年劣化に弱いです。
使用年月が長くなれば、それだけ生地は傷みやすいですからね。
第3ポイント:天然畳をやめる
天然の畳はカビが生えやすくダニの発生源になります。
対策は次の2点です。
ダニ対策を優先するならフローリング1択になります。
フローリングは畳よりダニの繁殖が少ないためです。
畳のない生活なんて考えられない!
という心の叫びが聞こえてきそうですね。
気持ちはとっても分かります。
畳の部屋が一つあると落ち着きますよね。
畳は外せないというあなたには化学畳をおすすめします。
化学畳は段ボールを圧縮したインシュレーションボードや発泡スチロールをい草で包んでいます。
そのため化学畳の奥にダニが潜れず繁殖することができません。
畳の奥に潜れないダニは畳の表面に出るしかなく室内の乾燥を受け活動力が低下します。
エサを食べるために、い草の上に出れば掃除機で除去できるのです。
「ダニは気になるけど畳が好き!」
という方、化学畳はどうですか?
第4ポイント:布製ソファをやめる
布製のソファはダニがわきます。
ソファの張り地が布製だと、ダニのエサとなる食べかすが溜まったり水や汚れが中まで染み込むためです。
お手入れも座面と背面の隙間は特に掃除をするのが難しいです。
はっきり言って綺麗な状態を保つのは至難のワザといえます。
汚さないように神経を配ってばかりいたらリラックスどころかストレスになります。
対策は次の2点です。
人工皮革ならダニにも強く、お手入れも簡単で固く絞った雑巾などでソファを拭くだけで綺麗にできます。
第5ポイント:カーペットや絨毯はやめる
カーペットや絨毯はダニの温床です。
掃除機をかけても細かいゴミを取り除くのは大変ですよね。
繊維に絡まったゴミとか全然取れないです
このような声はよく聞きます。皆が感じていることですよね。
カーペットや絨毯に落ちた食べかすなどはダニのエサになります。
掃除機をかける時は、丁寧にゆっくりを心かけてください。
ヘッドを口細タイプに交換すると、時間はかかりますが効果はあります。
カーペットや絨毯の掃除は手間がかかるので可能ならば処分して使わないことも選択肢の1つです。
粗大ゴミ扱いのため、市の清掃センターに持ち込めば処分可能です。
おまけ:ダニ捕りロボ(ダニシート)を置いてダニを集めて駆除
置くだけでダニ退治できるシートがあります。
ダニ捕りロボという専用シートをタンスや畳の下などダニが発生しやすい場所に置くだけでダニを集めて一斉に駆除できます。
掃除を頻繁にできないという人におすすめです。
また、薬剤を散布しないので人体への影響もありません。
ダニ捕りロボを一時的に使うだけでは効果を実感しにくいので、1年単位での定期利用をおすすめします。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
正規品以外はダニがしっかり捕れないようなので注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
これなら私にもできそう!というものはありましたか?
ダニ活でおすすめする効果が高い対策は、布団などの寝具の丸洗いです。
3年経った敷布団には約10万引きのダニがいる(大半は死がいなどのアレルゲン)と言われます。
ダニアレルゲンと最も近く長時間触れるのが布団です。
まず最初に敷布団を丸洗いしてみませんか?
あなたもダニ活で、健やかな生活を送れるように一緒に頑張りましょう。
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